スマホの教科書

スマホが重い理由と軽くする方法まとめ!効果的な設定と裏ワザを紹介

同じスマホを長い期間使っているとだんだんスマホの動きが重たく感じてきますよね。

今回はそんなAndroidスマホの動きが重たくなる原因と軽くする方法をいくつか紹介します。

スマホが重くなる原因

スマホのアプリはどんどん新しいものが出てきますが、スマホのOSもそのアプリを最適化するために新しくアップデートされていきます。

しかしスマホ自体のCPU性能は買った時のままのため、新しくなった機能に対応できなくなってしまいまます。

また、バッテリーに関しても経年劣化によって熱を持ち始めるためスマホは使い続けるとどうしても動きが遅くなっていきます。

【参考記事:スマホ熱暴走対策!対処方法と絶対にやってはいけない禁止行為

スマホを軽くする方法

システムアップデートをする

androidのシステムはバグなど修正のために変わり続けているので、常に最新の状態に更新しましょう。

▼システム>システムアップデートで確認

この画像の通りに進み、更新できそうであれば更新しましょう。

コンピューターの動きの仕組みを新しくすることで電池持ちがよくなったり、様々な部分の最適化に繋がります。

再起動で余計なアプリを止める

スマートフォンもパソコンやテレビと同じ「電子機器」なので最低でも週に1度は電源の再起動をしましょう。

そうすることで無駄なアプリも一度閉じられるので常に最適な状態で使用することができます。

無駄なものを削除して容量を空ける

スマホ内の空き容量は動作に大きな影響を与えるのである程度の空きは確保しましょう。

スマホの容量(ストレージ)の約90%を超えると、動作が重くなったり様々な機能が停止してしまいます。

容量(ストレージ)の確認と削除

容量の大きい順に、使っていないアプリを削除しましょう。

誤ってLINEなどの必要なアプリを削除しないように注意して下さい。

▼設定>ストレージ>何%になっているか確認して不要なものは削除

アプリを選択したあとに「アンインストール」を押すと削除ができます。

「アンインストール」の文字が無いものは消してはいけないアプリなのでそのままで問題ありません。

キャッシュを削除する

アプリには一度行った動作を二回目以降ではよりスムーズに動かせるように、過去の動作を記録しています。

これがキャッシュと呼ばれるデータで、毎日使うアプリだと数年で数GBにおよぶこともあります。

これも容量を圧迫する要因になるので、たまに削除しましょう。

スマホの温度を下げる

熱はスマホにとって一番の天敵で、スマホの温度に注意することでパフォーマンスの向上やスマホの寿命を延ばすことが出来ます。

スマホに熱を与えることは動作不良や故障の原因となり、場合によっては火災に繋がることもあるので特に注意してください。

故障の最大の原因は熱

スマホの故障の原因の一位はバッテリー劣化となり、バッテリー劣化のほとんどの原因は熱なのです。

▼故障要因の一位はバッテリー

参照【第2弾】2020年日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査

スマホのバッテリーは適正温度以外になると電池の減りが早くなったり、最大容量が減少する性質があります。

長く使うためには極端に熱い場所(真夏の車内など)や寒い場所(真冬の屋外など)にスマホを放置しないようにしましょう。

すでに電池持ちが悪くなってしまっている方は【別記事:スマホの電池持ちが悪い原因と改善策まとめ!長く使うためのポイント】も参考にしてください。

熱を持つと動作が遅くなる

ゲームなどを長時間してスマホが熱くなると、温度を下げるためのリミッターがかかり動作の制限が行われます。

これが動きがカクカクになる理由なのですが、スマホの仕様なので元の動きに戻すには電源を切り温度を下げるしかありません

ただし氷や冷えピタなどの冷却方法は急激な温度差で内部の水蒸気を水分に変えてしまうため厳禁です。

防水スマホは外部からの水滴には耐性がありますが、内部からの水滴は防げません。

スマホに熱を持たさないためには通気性のいいスマホケースがオススメです。
【別記事:個性的なiPhoneケースのおすすめ39選】も良ければ参考にしてください。

スマホを軽くする設定

半分裏技みたいなものになりますが、androidユーザーの方には正直かなりおすすめする設定になります。

画面を移り変わる際の細かい隙間をカットすることで視覚的にサクサク動いているように見せることができます。

開発者向けオプションで軽くする

『開発者向けオプション』という名前も聞いたことがない方が多いと思いますが、androidに搭載されている機能で様々な裏設定みたいなことができます

しかし、大半がエンジニア向けの難しい機能なので特別な目的がなければ触らないほうが良いです。

初期状態では隠されている機種も多いので下記の画像の場所を探さしてみて下さい。

▼設定>システム>下部に開発者向けオプション

ここに「開発者向けオプション」という項目があればいいんですが、なければ次項の開放方法うを実施します。

※開発者向けオプションを更に詳しく知りたい方は【別記事:開発者向けオプションの全項目とオススメ設定を解説!】をお読みください。

開発者向けオプションの開放方法

まずは設定からデバイス情報に入り、「ビルド番号」という項目を探します。
(機種によっては場所は変わりますが、とにかくビルド番号の項目を探してもらえたら大丈夫です)

見つかりましたらビルド番号の項目を連打するとカウントが下がっていき、最後までいくと画像のように「デベロッパーになりました」と表示が出ます。

▼設定>デバイス情報>ビルド番号を連打

「デベロッパーになりました」という表示がでたそうなったら一つ画面を戻ってください。
設定すると最初はなかった『開発者向けオプション』
なるものが解放されているのでこちらを開きます

▼システムの中下部に開発者向けオプションがあれば成功です

開発者向けオプションの裏項目

開発者向けオプションが無事解放したら中を見ていきます。

少し下の方にある○○スケールという三つの項目を調整することでスマホの動作を感覚的に速くすることができます。

▼※ここ以外の項目はあまり触らないようにしましょう。

ウィンドウアニメスケール

×1が基準になり、「はい」「いいえ」などのポップアップなどの表示速度、またはアプリを立ち上げた際の画面表示速度に影響します。
×0にするとサクサク感はありますが×0.5とどっちがいいかは個人差がありますのでどちらも試してみるといいでしょう。

トランジションアニメスケール

×1が基準になり、アプリ内の画面転移の速度に影響します。設定画面で設定>ストレージなどに移行する時間のことです。
これも×0にするとサクサク感はありますが×0.5とどっちがいいかは個人差がありますので同様にどちらも試してみるといいでしょう。

Animation再生時間スケール

上記のトランジションアニメスケールとほぼ同じなんですが、こちらは厳密にはアニメーションの速度になります。こればっかりは実際に試して頂いたほうがわかりやすいので一度試してみてください。

この三つの項目を変更することで体感のサクサク感はかなり変わると思います。

すべて×0にするのは極端ですが好みで調整してみてください、友達に触らせたときにも「なんかこのスマホ速くない…?」となるかもしれません。

その他の項目は触らない

サイトによっては開発者向けオプションのその他の項目で、アプリの起動数の上限設定などを紹介しているところもありますがここは変更しないことを推奨します。

バックグラウンドでアプリが多重起動していてもなスマホを再起動することで解決するため、故障の原因にもなる余計な設定変更は避けるべきなのです。