毎日利用しているスマーフォンが急に電波が繋がらなくなると、仕事やプライベートにも影響を与えてしまいます。
- 急に3GやH+になって通信が遅い
- 場所によってはH表示になる
- 4Gや5Gにならない
などこのページにたどりついた方はなんらかの電波のトラブルに見舞われいると思います。
今回はそんな「電波マークが3GやH+になってしまう」原因と、4Gや5Gにつなぐための方法を解説していきます。
電波マークのH+表示とは?
電波は3G回線、4G回線、5G回線と順に速くなりますが、電波マークの「H」や「H+」表示は3G回線しかつかめていない状態、つまり速い回線に繋がっていない状態を表しています。
通常はインターネットを使用する際には自動で4G回線や5G回線に接続されますが、通信混雑やキャリア側の障害などによりそれらに接続できない場合があり、そういった時に表示されるのが「3G」や「H」のマークなのです。
「H+」と表示されているときは、正常に電波を受信できていない状態を意味しています。
右上の電波表示を確認
スマホの右上には現在受信している電波の種類と強度が表示されております。
三角アンテナ(4本アンテナ)の左に「4Gもしくは5G」が表示されている状態が正常で、「4G/5G」の場所はデータ通信をどの電波で行っているか、「三角アンテナ」は音声通話の電波強度を示しめしています。
4G・5Gに繋がらない原因
それではそのような弱電状態に陥ってしまう原因と対策についてひとつずつ説明していきますのでご確認ください。
キャリア側の通信障害
災害時などで電波が混線している時や、キャリア側の通信障害が起きた際に弱電状態になってしまうことがあります。
ある日突然電波が繋がらなくなった場合は、Twitter(X)などのSNSで同様の障害報告が多数上がっているので検索をしてみるといいです。
大規模な通信障害により4G/5Gの通信ができなった場合は、改善することを待つしかありません。
通常は数日以内に改善しますが、過去には3日ほど電波不良が続いたこともあります。
利用場所がエリア外
郊外にお住まいの方や山岳地帯での利用時など、電波が悪い場所では「3G」や「H」表示になることがあります。
キャリアによって地域の回線強度は違うため、自宅付近電波が悪い場合は周辺で利用されている方に使っているキャリアを聞いてみるのがいいでしょう。
また、格安シムと呼ばれるMVNOを使っていて自宅で電波がつながりにくい場合は、大手キャリアへ乗り換えることも検討すべきかもしれません。
ただ、大手キャリアであっても地下などの特定の場所では電波が弱くなってしまうこともあります。
SIMカードの異常・故障
スマホの中には契約情報の元になるSIMカードというものが挿し込まれており、このSIMカードやカード読み取り部に異常があると、電波が繋がらにくくなります。
SIMカードが認識されていない場合は圏外になる場合が一般的ですが、認識程度によっては3Gのみ掴めてしまう場合もあります。
認識不良が起きている場合はSIMカードを抜いて挿し直しをする必要がありますが、以下のトラブルも多いので注意してください。
- SIMを抜く時のはずみでSIMをなくしてしまう
- 無理に差し込もうとしてトレーを割ってしまう
極小の部品になるので、抜き差しをする場合は最新の注意をはらってくださいの。
・SIMの認識がされない場合は
スマホの画面左上に「SIMなし」の表示がある場合は完全にSIMの認識がされていません。
挿しなおしをしてもSIMの認識がされない場合はスマホの故障が考えられますので、最寄りのショップで修理に出しましょう。
スマホの設定が原因
スマホの設定によって4Gが繋がらなくこともあります。
設定項目はたくさんありますので、それぞれ解説していきます。
1:データ通信の制限
この機能は月々の使用データ量を管理するお知らせ機能で、この機能をオンにしていると設定したデータ量を使うと警告が出たりデータ通信ができなくなります。
必要のない方は以下の操作でオフにしましょう。
2:機内モード
この機能をオンにしていると一切の通信ができなくなり、病院や飛行機の中など電波を発することが禁止されている場所で使います。
誤ってオンにしてしまうことでスマーフォンの通信が無効化されてしまうこともあるので、右上に飛行機のマークがある場合はオフにしましょう。
3:優先ネットワークが3G
あまり設定を変えるような項目ではありませんが。
この機能が4G/5G以外になっていると正常に電波を受信しません。
4:APN設定ができていない
APNとは各キャリアのインターネット用の電波を受けるための認証のようなもので、正しく設定できていないと一部の通信が使えなくなることがあります。
音声通話だけならSIMを挿していれば使えますが、インターネット用の電波に繋げるためにはそのキャリアごとのAPNというものを設定する必要があります。
このAPNが正しく入っていないとアンテナが3Gのみの表示になり、電話だけできてネットが繋がらないという状態になります。
設定方法は以下になります。
▼設定<ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク
▼アクセスポイント名>APNの項目を確認
この画像のように進み、APNが正しく入っていることを確認します。
この項目にあらかじめない場合は右上の+から手動入力となりますが入力方法は各キャリアHPに記載がありますので確認してください。
5:表示領域が足りていない
最近はノッチが大きい機種や、高齢者向けに文字が大きい機種などが増えていますので単純に表示領域が小さすぎて省略されてしまっているケースもあります。
もしネットが繋がる状態で4G表示がない場合であればただ省略されているだけなので気にしなくても大丈夫です。
6:特定のアプリの影響
4G/5Gの表記が出ている場合は機能的にはネットに繋がるはずです。
ただこの状態でもネットに繋げないのであればアプリ側に原因があると思います。
Googleが開けないようであればGoogleアプリをストレージ削除をしてみるかアプリを立ち上げなおす。
電話ができないようであれば電話アプリを再起動する、といった感じで対応しましょう。
スマホそのものの原因
使用端末の内部のアンテナの故障
物理的に故障していることもあります、この場合は原因特定は難しいですがこの場合は修理となります。
修理の際は基本的にショップを推奨します。
そもそも対応していない
海外で購入したスマホ、いわゆる中華スマホと呼ばれる端末では使用キャリアの適正周波数をカバーできていない場合があります。
海外製造の機種を使っている場合はかならず周波数が対応しているか、技適マークが搭載されているかなどの確認を行いましょう。
以下の記事に、国内で販売している5G対応機種をまとめていますのでよければ参考にして下さい。
解決しない場合はご相談を
それでも解決しない、もしくは操作方法がわからない場合はお問い合わせページよりお使いの機種名を添えてごご連絡頂けましたらお手伝いさせていただくので、遠慮なくご相談ください。