位置情報を使うゲームをしていると
「歩くのめんどうだから自動で動かせたらなぁ…」
「仕事中(授業中)もプレイしたいなぁ…」
と考えてしまう人は多いはずです。
そういったときに使える「位置偽装」という機能について、実際に行う方法や注意点について解説していきます。
位置偽装とは?
「位置偽装」とは、スマホのGPS情報(位置情報)をごまかして別の場所にいるように偽ることを指します。
「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」などのリアルウォークゲームを歩かずに操作したり、「Zenly」などの浮気防止アプリでのアリバイ工作の際に使われることが多いです。
位置偽装って違法なの?
位置偽装自体はあくまで「仮のGPS情報を読み込んでいる」だけなので違法ではありません。
ただ、この行為によって誰かに不利益を与えたり、自身が利益を得てしまう場合は「偽計業務妨害罪」などの罪に問われる可能性もあります。
(実際に位置偽装を悪用して来店ポイントを不正入手した方が逮捕された例もあります)
ゲームに関しては今のところ位置偽装で逮捕までいったものはないかと思われますが、チートツールなどで本来得れないゲーム内特典を受け取ったなどで逮捕に繋がった前例はありますので、ゲームで使用する際は自己責任となります。
位置偽装をする方法は?
androidでは「仮の位置情報アプリを選択」という項目があります。
この項目にとあるアプリを指定することでスマホのGPS信号を別の場所に変えることができます。
その状態でGooglemap等を起動してもその場所にいるかのように表示されます。
同様の現象としてその他のゲームやアプリでも別の場所にいるかのように表示させることができます
位置偽装アプリをインストールする
私がよく使ってたアプリは「Fake GPS」というアプリです。
このアプリで使い方を説明します。まずはダウンロード、インストールします。
▼Google Play Storeでこのアプリを探します
▼このような権限の許可を求められますが問題ありません。
インストールが完了しましたらしばらくは画面に沿って進んでください。
見慣れない英語が出てきますが画像を参考にしてください。
▼起動したあとは画像の通りに進んでください。
▼英語ですが偽の位置情報を許可しろと書いてます、物騒ですね。
……でこれで終わればいいんですけどあとひと手間あります。
上記の画像のところまで進むとその先の設定に進めそうですが一旦ストップです。
「仮の位置情報アプリ」の設定が必要で、そのためには「開発者向けオプション」と呼ばれる設定を開く必要があるので以下に説明します。
開発者オプションをの設定
開発者向けオプションとは?
まず『開発者向けオプション』が何なのか馴染みのない方も多いと思います。
androidに搭載されている機能のひとつで、様々な裏設定みたいなことができます。
ただほとんどがエンジニア向けの難しい機能なので、特別な目的がなければ触らないほうが良いです。
そのように専門的な項目であるために初期状態では隠されている機種も多いです。
画像のように設定>システム>詳細設定に順に進んでいただいて開発者向けオプションの項目があるかどうかを確認してもらいます。
▼設定>システム>下部に開発者向けオプション
ここに「開発者向けオプション」という項目があればいいんですが、なければ次項の開放方法を実施します。
「開発者向けオプションならもう出てるよ!」とか「そんなこともう知ってるよ!」という方は少し飛ばして読んでください。
開発者向けオプションの開放方法
まずは設定からデバイス情報に入り、「ビルド番号」という項目を探します。
(機種によっては場所は変わりますが、とにかくビルド番号の項目を探してもらえたら大丈夫です)
見つかりましたらビルド番号の項目を連打するとカウントが下がっていき、最後までいくと画像のように「デベロッパーになりました」と表示が出ます。
▼設定>デバイス情報>ビルド番号を連打
「デベロッパーになりました」という表示がでたそうなったら一つ画面を戻ってください。
設定すると最初はなかった『開発者向けオプション』
なるものが解放されているのでこちらを開きます
▼システムの中下部に開発者向けオプションがあれば成功です
仮の位置情報を許可する
無事に開発者向けひオプションに入ることができましたら、その中の「仮の現在地情報アプリを選択」という項目があるので探しましょう。
▼真ん中の方のこの項目にFake GPSを設定
その項目を「Fake GPS」に切り替えたらここの設定は完了です。
その他の項目に関しては極力触らないようにしましょう。
開発者向けオプションは使いこなせば楽しいけど、わからないうちはあまり触らないほうがいいです。
位置偽装をして遊んでみよう!
上記の設定が完了したらいよいよ位置偽装をしてみましょう!
▼Fake GPSで選んでGoogleMapを開きます
無事ベネズエラに到着したのでこれでベネズエラ美人に会い放題ですね!!
残念ながらスマホゲームではほぼ使えない
今やってるゲームで使えるのか、ゲーマーの方には一番気になるところだと思います。
しかし残念ながらほとんどのゲームでは対策されて使えくなっています。
私も様々なアプリで試しましたが全て対策済みなのと、使えるアプリがあったとしてもこのブログで紹介した時点で対策対象に入るので使えなくなります。
位置偽装自体は一般的に知られていない機能ではありますが、位置情報を使うゲームの製作者の方はプロですので、位置偽装の事も当然知ってます。
そういったゲームにとってはこの行為自体がゲーム性を動かす驚異となるため制作会社は全力で対策してきます。
予告なしの即BANも全然あり得るのでご利用は自己責任で。
Pokemo Goで位置偽装をした場合
規約引用「Niantic では、すべてのプレイヤーの皆さまが公平にゲームプレイを楽しめる環境の提供に努めています。
この一環として不正行為に対する厳格なポリシー (3 ストライクポリシー) を設けました。
このポリシーの中での不正行為とは、位置偽装 (GPS 偽装)、Pokémon GO クライアントやバックエンドへの不正なアクセス〜」と記載があり明確に規約違反になります。
また2020年には本格的にアカBAN祭りも行われているので位置偽装する際は覚悟必須です。
▲よかったらポケGOグッズも見て行ってください
ドラクエウォークで位置偽装をした場合
規約引用「チートやツール等の使用禁止チート行為、自動ソフトウェア、GPS・位置情報の改変(位置偽装)など、ゲームを改変することを目的とするソフトやツール等の利用は禁止事項です。」
とありこちらも2019年末からアカBAN祭りが行われています。
▼このように急にBAN(アカウント停止)されます
▲ロトの印スマホリングかっこよすぎます
Zenlyでも位置偽装できる?
今流行りの位置情報共有アプリで、浮気防止に使われるみたいです。
こちらはゲーム系アプリと違い、商業的に使われるものではないのでそのあたりは甘いのかと睨んでいまますがどうなんでしょうか。
Zenlyで実際に位置偽装を試してみた
▼Fake GPSで設定は北海道に設定
上記の画像の通りにZenlyでは大阪に設定しました。
その後に紹介しましたFakeGPSを立ち上げて北海道に行きました。
そして開発者向けオプションで位置偽装設定を完了。
これでアリバイはばっちり!!
Zenlyではこの方法での位置情報偽装はできなかった
▼そんなに甘いことはなかった…?
やってみた結果は上記の画像がループして起動できませんでした…
結構雑なアプリでは騙せるんですがZenlyもこれだけ有名になってくると対策するところは対策してるんですね…
▲○○○専用と彼女さんの名前が書ける浮気防止パンツ笑
Zenlyではゴーストモードを活用しよう
Zenly内の機能になりますがゴーストモードという機能が搭載されているので、そちらを活用しましょう。
あいまいモード(1km〜500mランダムで位置がずれるモード)と、フリーズモード(一定時間その場から動かないモード)があるのでそちらを利用することはできます。
しかしフリーズモードは赤文字で○○時間前と表示され、リアルタイムの場所でないことが相手にみえます。
あいまいモードはそのままあいまいモード中の表示がされるため、どちらにしても不自然なモードにしていることは相手にはわかってしまいます。
位置情報をオフにする
もういっそのこと位置情報を消してしまいましょう。
これで現在の位置情報は表示されなくなりますが、同じように○○時間前の表示になるので相手からは
圏外?
電源切ってる?
と不自然がられます。
最後に注意点
今回この記事を書くためにいろんなアプリを試しましたが、Googleプレイで上位に出てくる位置偽装系アプリはゲーム制作側はもちろん対策しておりほぼ利用できません。
となってくるとネットで紹介されているGoogleプレイ以外の野良サイトからダウンロードできるフリーアプリになってきますが、
こういったプレイストアを通していないフリーアプリはGoogleのセキュリティを通過していません。
つまりスマホウイルスの温床になりやすく、スマホを使う上で最も警戒しないといけないジャンルのものになります。
ゲームで優位に立ちたい気持ちはわかりますが怪しいアプリにはくれぐれも注意しましょう。