スマホの教科書

スマホの充電が満タンにならない?原因はスマホのいたわり充電機能に!解決法もご紹介

毎日充電しているのに100%にならずに90%くらいで充電が終わってしまう!

外出前になるべく電池を溜めておきたいのになぜか満充電前に充電が止まってしまう、こんな経験をしたことのある方はいませんか?

実は「スマホに備わったある機能」が原因なんです。

原因はいたわり充電の機能

フル充電前に充電が止まってしまう原因はスマホ自体に備わった「いたわり充電」の機能が働いているからです。

スマホを長く使うために一番重要なバッテリーですが、バッテリーにダメージを与える原因のひとつに「満充電状態」が挙げられます。

その状態をなるべく避けるためにスマホに搭載されているのがこの「いたわり充電機能」で、近年では多くのスマホメーカーが取り入れてきています。

機種によって「充電量が90%になったら充電をストップさせる」や「起きる時間にちょうど100%になるようにゆっくり充電をする」など機能にも差がありますので代表的なものを以下にご紹介します。

バッテリー最適化

iPhoneの場合はiOS13より搭載された「バッテリーの最適化」という機能があります。

この機能をオンにしていると、バッテリー80%以降を起床時間に合わせてゆっくり充電するようになります。

アップデート時にデフォルトでオンになってしまうためiPhoneを使っている方で80%から先が充電されないような気がする方はこの機能を確認してみましょう。

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」→「最適化されたバッテリー充電」でOFFに切り替え

インテリジェントチャージ

SHARPのAQUOS系の機種では充電の過充電を防ぐ「インテリジェントチャージ」と言う機能があります。

この機能は充電量が80%以上ではバッテリーへの充電をストップし、スマホ自体への供給をする「ダイレクト給電」に切り替えをしてくれます。

そのため電池に悪影響と言われる満充電状態を避けることができます。

いたわり充電

SonyのXperia系の機種に搭載された機能で、バッテリーの劣化を防ぐために充電速度をコントロールしてくれます。

「自動設定」では起床時間に合わせてゆっくりと充電を行い、「常時設定」だと充電容量が80%もしくは90%に達した際に充電をストップをするようになります。

「設定」→「バッテリー」→「いたわり充電」右上ボタンでON/OFFを切り替え

バッテリーケアモード

京セラ系の機種ではバッテリーケアモードという設定があります。

満充電状態を避けるために充電容量を80%~90%でストップさせる機能で、この機能がオンになっていると85%以上で充電されなくなります。

「設定」→「電池」→「バッテリーケアモード」でON/OFFを切り替え

充電器の故障

その他の原因としては充電器の故障が考えられます。

充電器も消耗品なので1年~2年使い続けている場合であれば新しいものを購入してみてもいいかもしれません。

充電器の劣化はスマホにも悪影響を与え、発火の原因にもなりますので早めの切り替えを推奨します。

もし上記のいたわりモードがない機種であれば一度調べてみてください。