朝起きて「スマホの充電がされていない…!」となったら大変ですよね?
今回は急に充電が出来なくなったときに考えられる原因と改善方法を紹介します。
長年スマホ業界で働いてきた経験を元に多い順に紹介します。
充電ができなくなる原因一覧
スマホ業界に長年勤めていますが、充電不良で来店される場合のほとんどはスマホ自体の故障ではありません。
原因によっては自力で解決できる場合もあるため、時間を無駄にする前にまずこの記事の内容を読んでみてください。
一番多いのは充電ケーブルの断線
スマホが充電できなくなる原因で圧倒的に多いのは充電ケーブルの断線です。
スマホで使用するケーブルはほとんどが1年以内に充電機能が低下する、もしくは充電できなくなるものです。
まずは他の充電器で充電できないか確かめる必要がありますが、一つしか持っていないのならこれを機に予備として購入しておいてもいいと思います。
充電器本体の故障
充電器の根本の部分も数年ほどで経年劣化していき、「充電速度の低下」「発熱」の症状が徐々に出始めます。
こちらも同様に他の充電器を使用して試す必要があります。
特に発熱は事故にも繋がりますし、スマホのバッテリーにとっても悪影響を与えるので注意が必要です。
【参考記事:スマホが熱いときの対処方法と絶対にやってはいけない禁止行為】
差し込み口の故障
スマホ側の差し込み口に錆びが生じ、故障しているケースです。
差し込み口は塩分に弱いため、海水浴シーズンは特に注意しましょう。
いくつかの充電器を試しても全く反応がない場合はこのケースが疑われ、この状態では修理に出すしかありません。
スマホが高温になっている
安全のための仕様なので故障ではありせんが、スマホは極端に高温もしくは低温になっている場合は充電ができなくなります。
手で持って異常に感じる温度であれば、電源を切って10分程放置して常温に戻ってから充電してみましょう。
頻繁に高温になるようならスマホの故障も考えられるので一度店舗で見てもらった方がいいでしょう。
完全放電状態になっている
スマホに使われる電池は完全に残量が0になると電気が流れなくなる性質があります。
何年も前のスマホを久々に使おうとしたけど充電ができない、なんて時はこの現象になっている可能性が高いです。
こうなってしまった場合でも充電器に挿し続けることで改善する場合があります。
充電ランプの反応がなくても2~3時間ほど充電器に繋いだままにして放置してみましょう。
それでも治らない場合はバッテリーが完全に機能停止しているので修理に出してバッテリー交換が必要になります。
スマホがフリーズしている
ランプはついているが画面が動かない場合は、スマホ自体がフリーズしてしいてボタンや画面の反応がなくなっている状態なので強制再起動が必要になります。
メーカーや機種によって異なりますが以下の3通りで強制再起動ができます。
- 電源ボタンを10秒以上長押し
- 電源+音量(小)を10秒以上長押し
- 電源+音量(大)を10秒以上長押し
バックライト切れ
液晶の後ろから照らしているライトがつかなくなっている状態で、画面は機能しているが明るくならないので一見すると消えているように見えます。
充電ランプ(LED)はついているが画面がつかないという時は画面を明るいところでよく見てください。
うっすらと画面らしきものが映っているようであればバックライト切れの可能性がありますが、この場合も修理に出す必要があります。
修理に出す際の注意点
SoftBank/au/docomoをお使いの方は最寄りの店舗に行って修理に出すことになります。
それ以外のキャリアをご利用の方は各キャリアHPから修理方法を調べてみてください。
バックアップの確認
修理に出す際にはスマホは完全に初期化されるので修理前には必要なデータはバックアップをしておく必要があります。
以下にandroidスマホでの各種データのバックアップ方法をまとめていますので参考にしてください。
【別記事:androidの電話帳バックアップは「Googleコンタクト」】
【別記事:Googleフォトでの画像・動画のバックアップ方法!】
【別記事:LINEのトーク履歴のバックアップ方法】
修理は正規の店舗に出しましょう
修理を出す際はできればメーカーにだしましょう。街中にある非正規の修理店にだすという選択肢もありますがそこは以下の記事を参考に決めてください。
ハイエンドスマホなど高価なスマホを使っているのであれば個人的には正規のショップに行き、メーカー修理に出すことを推奨します。