不具合の対処法

スマホの電波が3GやHになる場合の原因をキャリア関係者が解説

※10/14時点でDocomo回線で障害が起きているようです、
該当の回線をお使いの方は復旧するまで待って再起動をしてください。

  • 急に3Gになって電波が繋がらない
  • 場所によってはH表示になる
  • 中華スマホがH表示になる

などこのページにたどりついた方はなんらかの電波のトラブルに見舞われいると思います。
今回は現役キャリア勤務のスマホのプロが原因について解説します。

アンテナ横の表示は4G/5Gが基本

まずは画面右上のこの表記を見ましょう。
通常はここに「4Gもしくは5G」と「四本アンテナ(三角アンテナ)」が表示されています。

「4G/5G」は主にデータ通信が可能なことを示す表示、
「四本アンテナ」は音声通話が可能なことを示す表示になります。

3G表示、H表示の意味は?

スマホでは4Gや5G電波をインターネット用に、3G電波は速度が遅いので電話専用で使います。

アンテナ部分に3Gの表示がされているときは「4G/5G通信はできない」状態を示しており、
電話はできるがインターネットはできない状態もしくはできるが非常に遅いという状態になります。
「H表示」も同様の意味を表しています。

キャリア側の問題

原因のひとつめはキャリア側の問題です。
この原因の場合これと言った対処法はなく、ただ待つだけになってしまいますが見分け方を紹介します。

キャリア側の電波障害や混雑

▼こんなツイートがトレンドに入っていたらキャリア障害かも!?

災害時などで電波が混線している時はサーバーエラーの状態になり、
4Gと四本アンテナの両方の表示はあるにも関わらず通信速度が非常に遅いもしくは繋がらない状態になります。

また、キャリア側でサーバーエラーが起きた際も急に3Gになったりしますがこの場合は待つしかありません
Twitterなどで検索してみて同様の症状の方がいないか調べてみましょう。

▼頻発するようならキャリア転換を考えるのもひとつですね。

周辺地域の電波が弱い

キャリアとお使いの地域の関係によっては3G回線しか繋がらない場合もあります。
かなり稀ですが山岳地域に住んでいる方はキャリアのHP上で対応エリアを確認、
また近隣の方で自分と同じキャリアが使えている人がいるか情報を集めてみるといいでしょう。

SIMカードが原因

次に考えられる原因はSIMカードがうまく認識されていないことです。
都市部に住んでいてエリア的には問題なさそうな場合、しばらくは使えていたが急に使えなくなった場合などはこちらを疑いましょう。

SIMが認識されていない・ズレている

SIMカードが認識されていない場合は4Gすら立たなくなり、圏外になる場合が一般的ですが、認識程度によっては3Gのみ掴めてしまう場合もあります。
一度SIMカードを抜いていただいてきちんとはめ込みを確認した上で挿しなおしましょう。

ただSIMカード挿入は大半の人が慣れていない作業なので
 1.抜くときにはずみで飛ばさないSIMを紛失しない
 2.入れるときにはめ込みが甘く、SIMを破損させないSIMを折らない
の二点には十分注意をしてください。

▼この表記が出て入ればSIMが認識されてません

SIMの挿しなおしをしてもSIMの認識がされない場合はスマホの故障が考えられます。
最寄りのショップで修理に出しましょう。

スマホの設定が原因

スマホの設定によって4Gが繋がらなくこともあります。
設定項目はたくさんありますのでそのどの項目を見ればいいか一つずつ解説します。

データ通信の制限にかかっている

この機能は、従量課金制(使ったデータ分だけ料金がかかる)プランにしている方などが使いすぎないように設定する機能です。

データ制限の項目のラインにかかってしまうと一切のデータ通信はできなくなるので4G表記はでなくなりま

ますが、データ警告の項目だけだと警告通知がくるだけのお知らせ機能として使えます。
使い方によっては便利な機能ですが、ほとんどの人に必要ない機能なので必要なければオフにしましょう。

▼モバイルネットワーク>アプリの「データ使用量

▼データ警告とデータ上限の項目をオフにしましょう

機内モードになっている

▼右上に飛行機の表示があれば機内モードです

この機能に関してはほとんどの方が知っていると思いますので細かい説明は省略します。
病院や、文字通り飛行機の中など電波を飛ばさなくてもいいときに使います。

▼設定>ネットワーク>機内モードをオフにする

優先ネットワークが3G になっている。

あまり設定を変えるような項目ではありませんが。
この機能が4G/5G以外になっていると正常に電波を受信しません

▼モバイルネットワーク>優先ネットワーク>一番上を選択

APN設定ができていない

APNとは各キャリアのインターネット用の電波を受けるための認証のようなもので、少し違いますがWiFiのパスワード設定のようなものをイメージしてもらうといいです。

音声通話だけならSIMを挿していれば使えますが、インターネット用の電波に繋げるためにはそのキャリアごとのAPNというものを設定する必要があります

このAPNが正しく入っていないとアンテナが3Gのみの表示になり、電話だけできてネットが繋がらないという状態になります。
設定方法は以下になります。

▼設定<ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク

▼アクセスポイント名>APNの項目を確認

この画像のように進み、APNが正しく入っていることを確認します。
この項目にあらかじめない場合は右上の+から手動入力となりますが入力方法は各キャリアHPに記載がありますので確認してください。

ただ、APNに関してはかなり不安定なものなので設定しても数時間は繋がらなかったりすることはよくありますのでこれを設定しても改善しない場合は時間をおいてもらうか、一度削除して再度入れなおすということも大事です。

ただ表示領域が足りていないだけ

最近はノッチが大きい機種や、高齢者向けに文字が大きい機種などが増えていますので単純に表示領域が小さすぎて省略されてしまっているケースもあります。

もしネットが繋がる状態で4G表示がない場合であればただ省略されているだけなので気にしなくても大丈夫です。
どうしても表示させたい場合はおそらく「電池残量パーセント表示」が原因なので設定の中のバッテリー項目を確認してみるといいでしょう。

アプリの問題

4G/5Gの表記が出ている場合は機能的にはネットに繋がるはずです。
ただこの状態でもネットに繋げないのであればアプリ側に原因があると思います。

Googleが開けないようであればGoogleアプリをストレージ削除をしてみるかアプリを立ち上げなおす。
電話ができないようであれば電話アプリを再起動する、といった感じで対応しましょう。

スマホそのものの原因

使用端末の内部のアンテナの故障

物理的に故障していることもあります、この場合は原因特定は難しいですがこの場合は修理となります。
修理の際は基本的にショップを推奨しますが、値段的に非正規修理店をお考えの場合は以下の記事も参考にしてください。
参考記事:「スマホが壊れたらどうするべき?非正規修理店は安全?

そもそも対応していない

対応していないSIMフリー端末などで使用キャリアの適正周波数をカバーできていない機種を使っている場合や、中華スマホなどで国内使用に適していない場合です。
この場合はそもそも技適マーク問題にも触れてくるので以下記事を念のため読んでみてください。
参考記事:「技適マークが無いスマホをWi-Fiのみで使うのは違法?