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【MVNOとは?】大手キャリアと格安スマホの違いについて解説

2019年より徐々に日の目を浴びて名前を聞くことが多くなってきたMVNO(格安スマホ)ですが、どの会社のことを指すのかとよく聞かれます。

また、格安スマホがその他の携帯キャリアとどう違うのかも契約キャリアを選ぶ重要な要素になると思いますので今回は初心者の方にもわかりやすいように図式でご紹介します。

※なお楽天モバイルに関しては現状MNOの定義を満たしてはいるものの、半々な部分もあるため説明の上では除外します。

MVNOとは?

MVNOとは自社で電波を持たずに大手キャリアの電波を借りて使っている通信事業者です。

Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、格安SIMや格安スマホと呼ばれる携帯会社のことを指します

2001年から始まり、電波だけを借りている会社やサービス内容や顧客管理まで大手キャリアで行ってもらっている会社など様々な形式のMVNOがあります。

自社で電波を持たないとは?

日本国内では電波法により使用できる電波が各携帯会社(キャリア)ごとに定められています。

しかし、主にスマホに利用されている周波数の利用権はすでにNTT・KDDI・SoftBankの独占状態となっていたため新規の事業者が参入できない状態が続いていました。

そのような電波利用ができなければ設備開発もできない状態で通信事業を開始したい新規事業者は、三社に電波(周波数帯)の利用権を借りる必要があったのです。

MVNOと大手キャリアの違い

大手キャリアや三大キャリアと呼ばれるMVO通信事業者は、自社で電波を使用する許可を受けているため自社の基地局や設備を持って事業運営をおこなっています。

しかし、格安SIMと呼ばれるMVNOはは三大キャリアに借りなければ電波を使うことができないため通信品質においては貸主である大手キャリアを上回ることはできません

MVNOとサブブランドの違い

「Y!mobile」や「UQモバイル」はMVNO(格安SIM)ではなくサブブランドと呼びます。

Y!mobile自体は会社ではなくSoftBankという大手キャリアが運営するサービスの一つであるため携帯キャリアとしてはSoftBankになるのです。

同じようなものでKDDIが運営するサービスであるUQmobileも、MVNO(格安スマホ)ではなくサブブランドと呼びます。

MVNOが近年話題になってきた訳

MVNO(格安スマホ)と呼ばれる通信事業者は2001年より存在しましたが、大手キャリアによる様々な政策により顧客獲得が難しい状態が20年近く続いていました。

しかしこういった政策は消費者によるサービスの自由選択を妨げているとして問題視されており、2019年10月に総務省が以下の内容に関する事業法改正を発表しました。

この事業法改正が大手キャリアに対しての実質的な規制となり、MVNO(格安スマホ)と呼ばれる格安事業者もライトユーザーに向けたキャリアとして脚光を浴びることとなったのです。

〇年縛りの禁止

契約時点で2年間の契約を約束とし、2年ごとに訪れる更新月以外での解約だと1万円前後の違約金が発生するというものです。

当初は更新月のアナウンスもなかったためほとんどの方は解約や転出をする際には違約金を支払っていたのではないでしょうか?

現在大手キャリアではこういった年間縛りのプランの提供を禁止されているため、解約や転出を自由に行えるようになっています。

SIMロックの禁止

当時大手キャリアが販売していたスマホはほぼ全てにSIMロックと呼ばれるものが搭載されていて、その機種を購入したキャリアのSIMでしか使えないようにされていました。

そのため、大手キャリアから格安スマホに乗り換えをする場合は新しく自身でスマホを用意する必要があったので更なる出費を強いられていました。

現在はこういったSIMロックがかかった機種の販売は禁止されていたり、過去に購入した機種に関してもキャリア側でSIMロックの解除を行えるようになっています。

端末割引の上限設定

スマホの購入にかかる分割金と同等の金額を基本料金から割り引くことで、新しいスマホが実質無料になるという割引システムです。

iPhoneなどの人気機種が「実質0円」などでよく販売されており、新機種を安価で手に入れるためにはこのような高額割引を行っている大手キャリアとの契約が必須となっていました。

こういった割引格差をなくすために現在は端末代金の割引上限が20,000円と制限され、端末代金と通信料金は別として計算する端末分離の制定がされました。

こういった様々な施策により大手キャリアとMVNO(格安スマホ)との格差がなくなり、量販店などでも名前を見ることが多くなってきました。

MVNOの特徴

このように自社で電波や基地局を持てないため大手キャリアから電波を借りているMVNO(格安スマホ)ですが、顧客目線ではどういった違いがあるのでしょうか?

これから契約するキャリアを選ぶ基準にして頂けたらと思います。

MVNOは通信速度が遅い

MVNO(格安スマホ)は運営コストを下げることを優先させているため大手キャリアから借りる回線量をなるべく少なく絞っています。

多くの場合は一日に利用されている通信量の平均値を基準にしているため、12時や18時などの多くの人がネットを利用するピークタイムには回線がパンク状態となり通信速度が大幅に低下します

MVNOは大手キャリアより安い

MVNO(格安スマホ)は電波を借りているという性質上、大手キャリアの通信速度や通話品質を上回ることができません。

そのようなMVNO(格安スマホ)は、大手キャリアとの差別化を行うために利用料金を下げることを優先しています。

大手キャリアが平均5,000円以上はするのに対してMVNO(格安スマホ)は3,000円以下で利用できるところがほとんどなので、とにかく安く済ませたい方にはオススメです。

MVNO会社の例

最後にMVNO(格安スマホ)はどういったものがあるのか紹介していきます。

通信速度こそ遅いもののも料金は名前に負けず激安なので料金重視の方はオススメです。

OCNモバイル

NTTコミュニケーションズが提供する格安SIM・格安スマホの「OCN モバイル ONE」

550MBで550円(税込)のプランから契約可能なのでネットをほとんど利用しない方にはオススメです。
10GBのプランでも1,760円(税込)で利用できるためコスパはかなり良いです。

エキサイトモバイル

低速通信のみなら350円(税込)で利用可能な超激安MVNOで、メールやLINEなどでしか利用しない方にはピッタリの格安スマホです。

使った分だけ自動でプランを上げるようにも設定でき、20GBでも1,780円(税込)なので万が一高速データ通信が必要な場合も格安で利用可能です。

J:COMモバイル

20GBで2,728円(税込)と格安スマホでは珍しくやや多めのデータプランがあり、au回線が利用できるのが特徴のJ:COMが運営しているMVNO事業者です。

550円(税込)で5分/回までかけ放題の電話オプションがあるので短い電話を多用する方にオススメです。

mineo

関西電力系企業「株式会社オプテージ」が運営する格安SIMサービス「mineo(マイネオ)」。

au系の電波を保有する格安SIMは珍しいです。

IIJmio


y.u mobile

QTmobile 

エックスモバイル


ロケットモバイル

NUROモバイル

NifMo