スマホの請求書を見ると数万円の高額請求が!?
詳細を見てみると使った覚えの無いSMSの料金が発生していた…
この数年でこういった「スマホの不正利用」や「スマホ乗っ取り被害」に関する問い合わせが急増しております。
今回はそんな詐欺の手口と、被害にあってしまった場合の対処方法をご紹介します。
SMSの詐欺の種類
スマホの乗っ取り被害の多くは、佐川急便などの誰もが利用する業者を語る偽SMSから始まります。
そのSMS内のURLをクリックすることで、様々な被害を招いてしまうことになります。
佐川急便からの不在通知や、Amazonの支払い情報のエラーなどSMSの内容は様々ですが、一般の企業がSMSを通して個人情報の入力を求めてくることは絶対にないので気をつけましょう。
偽サイト系
SMSに記載されたURLをクリックすると「Amazon」などのログインページに似せて作られた偽サイトに飛び、ログイン情報やクレカ情報の入力を求められます。
通常のAmazonのURLは「https://www.amazon.co.jp/」ですが、偽サイトのURLはよく見ると少し違っているので、違和感を感じたら絶対にクリックをしないようにしましょう。
また、企業のサイトであればあり得ない誤字なども特徴で、一文字でもおかしければ怪しむ癖をつけましょう。
こういった偽物のサイトに気付かず、個人情報などを入力してしまうことでクレジットカードの不正利用などに繋がってしまいます。
- URLが少しおかしい
- 日本語がおかしい
- 正しいパスでもログインできない
不正アプリのインストール
SMSに記載されたURLにアクセスしてサイトの内容に従って操作するとことで、GoogleChromeに似た偽アプリをインストールさせられるケースも多発しています。
通常はChrome(ブラウザ)の機能で、アプリインストール時に警告が出るようになっていますが、この詐欺では詐欺アプリ自体も「Chrome」という同じアプリ名にすることで警告の解除を誘導させてきます。
このアプリをインストールすることでスマートフォンの乗っ取りが行われ、様々な情報流出などのリスクが生じてしまいます。
また、このアプリから無作為な番号宛に自動でSMSを送られることも確認できており、知らない間にこの詐欺SMSの送信役として利用されることになるようです。
その結果スマホの料金が数万円になってしまったという報告も数多くいただいています。
被害にあった場合の対処方法
万が一このような被害にあった場合は早急な対応が必要になります。
偽アプリのアンインストール
Androidであれば【設定→アプリと通知→すべてのアプリを表示】の中を確認して、同じアプリが複数ないか確認してみましょう。
多いのは「Chrome」で、このアプリが2つあれば片方は誤ってインストールしてしまった偽アプリなので早急にアンインストールしましょう。
「Chrome」はアンインストールできないアプリなので、アプリ情報のページにアンインストールのボタンが表示されている方が偽アプリになります。
偽アプリはアプリ一覧では表示されない仕組みになっているので、必ず「設定」の中の「すべてのアプリを表示」から確認するようにしましょう。
電話番号の変更
Amazonなどを謳うSMSが週1通以上届く方は電話番号が詐欺業者のリストに載ってしまっている可能性があります。
その場合はアプリを削除してもSMSは届き続けるので、電話番号の変更が必要です。
仕事などで利用していて番号の変更ができない場合は無視し続けるしかありません。
不正利用されたお金はどうなる?
不正利用された数万円の請求がどうなるかですが、こちらは残念ながら各携帯キャリアが負担してくれることはほとんどの場合ありません。
電子詐欺に関してはあくまでスマートフォンの利用方法が起因であり、キャリア側の過失とは扱われないためです。
わずかではありますが、詐欺を働いた犯人が見つかれば弁済される可能性もありますので、まずは警察に届け出をしてみるのがいいでしょう。
また、こういった詐欺にあわないように日頃からネットリテラシーを身につけるのが一番の防衛策になります。
ご不安なら一度ご相談を
もし詐欺にあってしまった可能性があり、今すべきことがわからない場合はSmaPhoneBlog管理人が運営する訪問スクール「伊加賀スマホ教室」もしくは当サイトのコンタクトページまでご相談ください。