スマホの教科書!

DisplayPortやMHLでスマホの画面をテレビに映す方法、無線でも映せます!

スマホの画面をテレビに写したい!写真を大画面で写したい!ゲームをテレビの画面でしたい!など、今回は気になっている方が多いと思います、『スマホとテレビを繋ぐ方法』『スマホの画面をテレビに写す方法』について解説します。

まず大きく分けて、有線・無線の2通りの接続方法があります。有線は直接ケーブルで繋ぐ方法でビデオデッキやブルーレイレコーダーなどをイメージするとわかりやすいですね。無線は直接接続はせずに、主にWi-Fiを経由して繋ぐ方法になります。

有線で繋ぐ方法

まずは直接繋ぐ方法になりますが、ただ繋げばいいというものではありません。

ブルーレイレコーダーやゲームなどはもともと映像を写すためにできているのでHDMI端子が両側についているケーブルで繋げばいいのですが、スマホの場合はそうもいきません。ではその仕組みについて解説します。

ただ今回はテレビにそのHDMI端子がついている前提で話を進めます、2020年現在ではHDMI端子がないテレビはあまりないですが解説致します。

HDMIとは?


▲主に使われるのは左の標準タイプです

HDMIとは主に外部機器(レコーダーやゲームなど)からテレビに映像を映すときに使われる端子の種類になります。映像の他の様々な信号も送ることができるので、これ一本で接続が済むものです。

上記の図のように細かく三種類存在するのでもし両端が別々のタイプのHDMIケーブルが欲しい場合は
HDMI HDMIミニ ケーブル
HDMIマイクロ HDMIミニ ケーブル
のようなワードで検索すると探しやすいと思います。

一般的に「HDMIケーブル」というと両側がこの端子の標準タイプになっているものを指します。ただしスマホにはこの端子はついていないので変換アダプター(差し込み口の種類を変えるもの)を使うことになるケースもありますが、どうしてもアダプター部分がぐらついてしまったりしてスマホ側を傷つけてしまう可能性もありますのでスマホ愛好家としてはおすすめはしません。今回はアダプターを使わずにケーブルは一本で済ます方法で説明をします。


▲HDMIケーブル(両側が標準タイプ)


▲MHL変換アダプター


▲TypeC-DisplayPort変換アダプター

micro USB端子のスマホの場合

まずはスマホについている充電端子が上記の画像の形をしているmicroUSB端子の機種から説明します。今から見ると旧式にあたるmicroUSB端子ですが、この端子の機種を使う場合はスマホが『MHL』という機能に対応している必要があります

MHLとは「Mobile High-Definition Link」の略称でスマートフォンの充電・データ通信に使う「microUSB端子」から映像・音声を外部出力する規格のことです。

MHL
スマホのmicroUSBからHDMIに映像を送る機能

と捉えていただけたら大丈夫です。

この規格に対応して初めて映像出力が可能となりますが、MHLという言葉自体がスマホ⇔テレビで繋ぐというものなので「MHLケーブル」と検索するだけで片方はmicroUSBで反対がHDMIのケーブルが出てくるんですが、上に記載したようにHDMIには三種類あるので念のためHDMI側が正しいものになっているか商品ページで確認が必要です。

商品によっては「MHL端子↔HDMI端子アダプター」のように書かれているものもありますが、昔はそのあたりの言い方があやふやだっただけで「MHL端子=microUSB端子」で意味は一緒なので同じものと思っていただいて問題ありません。


▲MHLケーブル(microUSB↔HDMI)

結論として必要なものは

  • HDMI端子がついているテレビ
  • MHL対応のandroidスマホ
  • MHLケーブル(micro USB↔HDMI)

があればテレビに写すことが可能になります。MHL対応機種については過去記事『MHL対応機種』に一覧を記載していますので参考にしてください。

USB Type-C端子の機種

次に充電端子が上記の画像の形をしているUSB Type-C端子の機種から説明します。まだ2020年現在でも現役で使われている端子の種類であり、高速充電ができることが特徴です。この端子の機種を使う場合はスマホが『Display Port Alt mode』という機能に対応している必要があります

まず「Display Port」とは何か?なんですが、Display Portの意味自体は下記のような端子をつかってPC-モニター間などで映像を送りあう規格のことを指します、これをalt(オルタネート)して出力てきるモードのことを『Display Port Alt mode』といいます。

Displayport
主にPCで使う映像を送る仕組みのうちのひとつで通常はDisplayPort端子同士で接続するもの
alt mode(オルタネートモード)
変換して利用するモードという意味
Displayport alt mode
(ディスプレイポートオルタネートモード)】
スマホで本来使えないDisplay portという仕組みを使えるように変換できる機能

と捉えてくれたら大丈夫です。つまりはこの『Display Port Alt mode』にスマホが対応していることが必須となるということなんですが、ハイエンド機種(高価格な機種)にしか搭載されていないことが多いので機種によっては使えないことも十分ありえます。

そしてこの規格に対応していればテレビに映す機能自体は問題ないんですが、この規格は前述した「MHL」と違ってスマホ専用で作られたものでないため
「Display Port ケーブル」
と検索すると下の図のような両端がDisplay Port端子と呼ばれる端子の商品がでてきます。
これてはスマホで使うことができません。


▲両側がDisplayPort端子のケーブル

そのため検索する際は
TypeC Display Port ケーブル
TypeC HDMI ケーブル
のような検索方法でテレビ側の端子がどちらがついているかに合わせて購入しましょう。テレビだとだいたいHDMIだと思います。
差し込み口を変えるアダプターもありますが、結構ぐらつくのでゲーム目的だと接触が悪くて画面が切れたりもするのでできたら一本で扱いたいです。


▲TypeC – Display Portケーブル


▲TypeC – HDMIケーブル

結論として必要なものは

  • display port端子がついているテレビ
  • display port alt mode対応のandroidスマホ
  • TypeC – Display Portケーブル

もしきは

  • HDMI端子がついているテレビ
  • display port alt mode対応のandroidスマホ
  • TypeC – HDMIケーブル

のどちらかで使うことになります。
Display Port対応機種に関しては現在まとめているところではあるので少しお待ちください。

無線で繋ぐ方法

無線で映す場合は通常はWi-Fiで使うことが必要になります。
具体的には同じWi-Fiで繋げたスマホとテレビがリンクする状態になります。スマホ自体にはもちろんWi-Fiに接続する機能は標準搭載されているのですが、テレビの方が対応していない場合は下記のような商品が必要となります。

「Google Chrome cast」や「Miracast」などの商品が代表的なものになり、いわゆる無線子機のようなものです。
これを挿すだけでテレビがWi-Fiに接続可能になりスマホ画面を映すことに対応できるようになります。


▲Google Chrome cast


▲Miracast

どちらもHDMIで取り付けるようなものになるので空き口が足りているか確認しましょう。また、こういった機能があらかじめ搭載されているテレビも最近では少なくありません。

映す方法の種類

映す種類は大きく分けて二つあり、「ミラーリング」「キャスト」になります。テレビ側に挿すキャスト用機器によってできる内容が変わってきます。

【ミラーリング】
スマホの画面をそのままコピーして映す。ゲーム実況などで見るスマホのホーム画面まで見えたりするのはこれにあたります、うっかり生放送中にでた通知などもそのまま表示されるので事故には注意してください。
【キャスト】
動画を再生したらその動画だけテレビに映す。接続可能状態になっていると、youtubeなどを見たときに右上にキャストマークといわれるものがでるのでそれを押すとテレビに映ります。一度テレビをWi-Fiに繋いでしまえばボタンひとつで再生になるので動画再生にはかなり便利です。これも間違えて押すとリビングのテレビにその動画が流れてしまったりするので事故には注意してください。


▲YouTubeでのキャストマーク


▲同じWi-Fiに繋がっているテレビが出ます

無線でテレビに映すのに必要なもの

必要なものは以下になります。

  • テレビ+キャスト機器
    (もしくは無線キャスト機能搭載テレビ)
  • 自宅で使えるWi-Fi
  • スマートフォン

となり有線接続と比べるとスマホ側の機能に依存しないため簡単ですね。
最近だとWiFi接続可能でキャスト機器が搭載されたテレビも少なくないのでテレビを購入する際には
「ミラキャストみたいに無線でスマホの画面映したりできるもの」
と電気屋の人に聞いてみるといいでしょう。

難点としてWi-Fiが家にあることが必須になるのであれば無線での運用を第一に考えるといいでしょう。