2020年以降5G通信が開始されて以降、平行して開発がスタートしているのがVoLTEに変わる通話システムのVoNRです。
VoNRとは
VoNRとは“Voice Over New Radio”の略であり、5G通信を使ったさらに高品質な通話が可能となる技術です。
今のペースだと実用可能なレベルになるのは2023年-2024年となるでしょう。
VoNRとVoLTEの違い
▼4Gを使うのがVoLTE、5Gを使うのがVoNR
10年ほど前までは通話は3G通信て行っていました、それに対して4G回線で通話をする機能をVoLTEと言います。
そして5G回線で通話をすることをVoNRといい、2021年現在も普及のために開発が進められています。
いわば5G版のVoLTEがVoNRって訳です。
3G/4G/5G回線の移り変わり
▼古い回線も急になくなる訳ではない
この図は各年代における3G/4G/5G回線のバランスを示しています。
電波は新しいものへと徐々に切り替わっていくので3G⇒4G⇒5Gへと割合が増えていきます。ただ4Gが開始されてもすぐに3Gを停波することはできないので、徐々に4G側にシフトしていくことが必要になります。
2020年の5G開始の際も同様に、4G停波までは長い年月をかけて徐々に行う必要があります。
VoLTEとは4Gで通話をすること
VoLTEとは4G回線で通話をすることを意味します。それまでは一般的には3G回線で通話をしていましたが、4G回線の方が速度も速く電話でも有利に働きます。ただ初期の頃は3G回線が優位ではあったので場所によってはVoLTEにすると不安定になってしまう場合もありました。そういった場合は逆にVoLTEを切って3Gの通話にすることで安定することもありました。
とりあえずVoLTEオフは間違い
まだ4G回線での通信が開始されたばかりの2010年代前半では一部の都市部のみがカバー範囲となっていました。
確かにそのころはあえて4Gを切ることで通話が安定することもありました。
しかし、現在はどこでも繋がるので4Gをオフにする理由はありません。
そんな現在でもなお通話状態が悪いと「VoLTEをオフにしてみては?」というカスタマーセンターの対応者が大半を占めているのが現実です
知識のアップデートは常にする必要がありますね。