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【2024年版】キャリア別対応バンド一覧、周波数の振り分けを図解で説明。

スマートフォンをネットなどで購入しようとすると、「対応バンド」や「○○Hz帯」などの用語が出てきますが、正しく理解している方は少ないと思います。

万が一購入したSIMフリースマートフォンが、契約中のキャリアの周波数に対応していなかったら…などの不安を解消するため、今回はそんな周波数についての解説をしていきます。

バンドとは?

電波は緊急無線などとの混合を防ぐために用途別に使用できる周波数が決まっており、スマートフォンでも一定の周波数幅での利用が義務づけられています。そのスマートフォン用の周波数幅の中を更に細かく一定の範囲で区切り、定義づけたものを「バンド(Band)」といいます。

各通信会社が使用できる周波数帯(バンド)は総務省によって定められており、キャリアごとに利用できる周波数帯も決まっています。

また、スマートフォン自体も機種ごとにどの周波数帯を掴めるかが違ってくるので、SIMフリー端末や海外購入のスマホを利用する場合は予め契約中のキャリアに対応しているのか確認しておくことが必要となります。

・キャリアごとに使用できる周波数は違う
・スマホごとに使用できる周波数は違う

主に使われているバンド

では、実際にそれぞれの機種での対応バンド表を見てどこに注目をすればいいのでしょうか?

まず日本全域をカバーしている一番主流になる周波数はBand1とBand3ですが、この周波数帯に対応していないスマホはおそらく存在しないのでこれは気にしなくても大丈夫です。

実際に電波を良くするのに重要になってくるのはプラチナバンドと呼ばれるBand 8、Band 18、Band 19の周波数帯になります。

プラチナバンドはそれぞれ各キャリアが独占して保有している周波数帯で、建物の影響を受けにくいという低周波数特有の特性を持ちます。

それぞれNTT docomoがBand 19、SoftbankがBand 8、KDDIがBand 18を保有しており、使うキャリアが決まっているのであればお使いのスマートフォンはそのキャリアのプラチナバンドに対応している機種を選ぶのがいいでしょう。

キャリア別使用バンド

各通信会社がどの周波数帯を使えるのかを表した図が以下になります。

周波数帯NTTSoft
bank
KDDI楽天
Band 1
Band 3
Band 8
Band 11
Band 18
Band 19
Band 21
Band 28
Band 42

赤い丸が「プラチナバンド」であり、そのキャリアが有利に使用できる周波数帯になります。

楽天は通信事業社としての年数が短いため、他社と比べて保有する周波数が少なく見えますが、今後総務省による再割り当てにてプラチナバンドを含めて周波数帯は増える予定です。

周波数でのBand分布図

以下の図は各Bandがどのように分布しているかを表したものです。

黄色に塗ってあるものが日本国内で主に使われているバンド(Band)になります。

国内で販売されている機種では全く使えないということは少ないですが、自宅の電波と通りが悪い方や、海外で購入したスマホを利用される方は対応バンドに注目してみると良いでしょう。