SMSとはショートメールとも呼ばれ、電話番号のみで送信できるメール機能です。
電話番号だけでもメッセージが送れる便利なSMSですが、そんなSMSが送れない(届かない)場合の原因を紹介します。
長年スマホキャリアで働いている経験からのものなので参考になると思います。
まず試してみてほしいこと
では改善する要素となるものを順番に紹介していきます。
スマホを再起動する
全ての基本、困ったらまず再起動。
これだけで改善することも多く、あらゆるトラブルでまずは再起動をしましょう。
アプリをストレージ消去する
また、アプリ設定のどこが違っているかわからない場合にはアプリごと初期化(ストレージの削除)をしてしまう手もあります。
▼アプリを長押し>アプリ情報>ストレージを消去
そのアプリでの設定が初期状態に戻りますが、過去のSMSに関してはキャリア側に保存されているのでこれにより消えることはありません。
SMSアプリの更新をする
アプリの更新が残っている場合は最新にしておくほうがいいので、Googleプレイストアで更新できるようであれば更新しましょう。
デフォルトアプリ設定の確認をする
電話・メールなどはそれぞれひとつのアプリしか有効にできず、その有効化しているアプリをデフォルトアプリと呼びます。
「Y!mobileメールアプリ」「メッセージ」など、SMS用のアプリを複数インストールしている方はデフォルトアプリがどれになっているか確認しましょう。
SMSはこのデフォルトアプリに設定しているアプリに届くので他のアプリを開いても確認できません。
SMSの送受信ができない原因
文字数や件数オーバー
SMS(ショートメール)は機種によって最大70文字までしか送れないものもありますので送信内容を確認しましょう。
また、件名やファイル添付ができないのでそれらをしてしまうと自動的に通常のアドレスを使っての送信になってしまうこともあります。
iMessage連携が切れていない
以前にiPhoneを使われていた方はiMessageの連携を切らないとSMSがいし以前のiPhoneに届いてしまうことがあります。
解除方法はappleのHP【外部リンク:iMessage の登録解除】にアクセスして
下の方にある画像の場所に電話番号を入力し、コードを送信を押します。
その後SMSが届くため、次の画面で届いたコードを入力することでiMessage連携が解除できます。
電話アプリ側の設定の問題
電話の発着信規制を設定している
電話の発信規制をかけているとSMSも送れなくなることもあります。
電話アプリの設定を確認しましょう。
登録外着信拒否
相手側が登録外着信拒否の設定をしていた場合はこちらの電話番号が変わった際に電話もSMSも届かなくなります。
過去記事『発信ができない場合のガイダンス一覧』
を参考にして着信拒否されているか確認しましょう。
電波の問題
電波が正常に通信されているか調べるために「11111」(発信テストに使用するソフトバンクの番号)に電話をかけてみて音声通信が問題ないか確認してみましょう。
アンテナの表示がおかしいときは【別記事スマホの電波が3GやHになる場合の原因】を参考にしてみてください。
機内モードの確認
画面上部のステータスアイコン欄に飛行機のマークがあれば機内モードになっていて、あらゆる通信ができない状態なので解除しましょう。
SIMの認識不良
▼SIMなし表示+圏外表示が出ます
SIM無しのエラーが出る場合は以下の原因が考えられ、送受信共にできなくなります。
- SIMがズレている
- SIM自体の故障
- SIMトレーが曲がって(故障して)いる
- SIMの読み取り部の故障
まずSIMの挿し直しですが、改善しない場合は店舗でSIMの再発行あるいは修理が必要となります。
契約上の問題
SMSサービスがついていない
そもそもSMSサービスが契約されていないケースで、MVNOだとSMSなしプランもあります。
相手側の番号が090/080/070以外から始まる場合は相手側がSMS機能のない回線なのでそういった番号にもSMSは送れません。
回線停止されている
滞納などで回線が停止されているケースで、電話なども一切できない場合はこちらも確認が必要です。
以下のリンクよりログインをして回線の状態を確認しましょう。
【docomo:My docomoログイン】
【ソフトバンク:My SoftBankログイン】
【ワイモバイル:My Y!mobileログイン】
【au:My auログイン】
自身で回線停止している
紛失時の回線停止などを誤ってかけてしまっているケースです。
覚えがある場合は以下のリンクから停止の解除を行って下さい。
【docomo:一時利用中断の再開】
【ソフトバンク:回線停止の解除】
【au:緊急通話停止の解除】