スマホの画面の色調が急に変わってしまったことはありませんか?

故障かと怖くなってしまいますが、実はスマホのディスプレイは壊れにくいのでほとんどの場合は色覚補正色反転などを誤ってオンにしてしまったことが原因です。

  • 白黒になった
  • 黒っぽくなった
  • 色が反転している
  • セピアになった
  • 変な模様がついた

そこで今回はスマホが上記の状態になってしまった時の原因と改善方法を紹介します。

色補正・色覚補正(色盲補正)

色合いがおかしくなった場合はこの機能が原因で、一見すると画面の故障に見えてしまうので注意が必要です。

下記の設定からオフにしましょう。

▼設定>ユーザー補助>色補正から選択

▼以下のような感じに色合いが変化します。

色反転

スマホ上の様々な場所が黒く変色してしまっている場合はこの機能が原因では、すべての色が逆色になります。

画面上部からスワイプで出せる機能スイッチからワンタッチでも設定できるので誤ってONにしてしまうことが多いです。

▼設定>ユーザー補助>色反転

おやすみモード

スマホ画面がモノクロになった場合はこの機能が原因です。

android10から搭載された機能でdigital wellbeingというものがあります。

この中に「おやすみ時間モード」という機能があり、指定した時間になると画面をモノクロ(白黒)にして眠りやすくするというものです。

便利な機能ですが、不要な方はオフにしましょう。

▼設定>digital wellbeingから設定します

ダークモード(メニューが黒くなった)

機種によっては「ダークモード」「ダークテーマ」「ナイトモード」「夜間モード」と呼ばれますが、メニュー画面などの一部が黒くなる場合はこの機能が原因です。

メニュー画面や、一部のアプリの画面が黒を基調としたものに変わります。

現在スマホで主流になっている有機ELと呼ばれるディスプレイでは白と黒では電力消費量が違うので、ダークモードにした方が若干ですが電池持ちはよくなります。

▼設定>ディスプレイ>ダークテーマから設定

のぞき見ブロック(画面に模様が出た)

画面に模様が出てしまっている場合はこの機能が原因です。

機種によって「のぞき見ブロック」や「ベールビュー」などと呼ばれ、そもそも搭載されていない機種も多いです。

市販されている覗き見防止フィルムと違い、画面の中に模様を作るだけなので効果は薄いです。(見てる本人もかなり見づらくなります)

▼機種によって操作方法は違ってくると思いますが例として

ブルーライトカット(セピアっぽくなった)

画面がセピア色になってしまった場合はこの機能が原因です。

こちらものぞき見防止と同じで眼鏡などのように実際にブルーライトと呼ばれる可視光線を物理的にカットしている訳ではないので効果は薄いですが、
全く効果がないものではないので目の疲れが心配な方はONでもいいかと思います。

開発者向けオプションでの空間シミュレート

開発者向けオプション」という項目の中にも色調を変更する項目があります、あまりこのあたりが作用することはありませんが上記までで改善がない場合は念のため見ておくといいでしょう。

開発者向けオプションとは?

まず準備として『開発者向けオプション』という項目を使うんですが、そもそもそれが何なのか馴染みのない方も多いと思います。

androidに搭載されている機能のひとつで、様々な裏設定みたいなことができます。
ただほとんどがエンジニア向けの難しい機能なので、特別な目的がなければ触らないほうが良いです。
そのように専門的な項目であるために初期状態では隠されている機種も多いです。

画像のように設定>システム>詳細設定に順に進んでいただいて開発者向けオプションの項目があるかどうかを確認してもらいます。

▼設定>システム>下部に開発者向けオプション

ここに「開発者向けオプション」という項目があればいいんですが、なければ次項の開放方法を実施します。
「開発者向けオプションならもう出てるよ!」とか「そんなこともう知ってるよ!」という方は少し飛ばして読んでください。

開発者向けオプションの開放方法

まずは設定からデバイス情報に入り、「ビルド番号」という項目を探します。
(機種によっては場所は変わりますが、とにかくビルド番号の項目を探してもらえたら大丈夫です)
見つかりましたらビルド番号の項目を連打するとカウントが下がっていき、最後までいくと画像のように「デベロッパーになりました」と表示が出ます。

▼設定>デバイス情報>ビルド番号を連打

「デベロッパーになりました」という表示がでたそうなったら一つ画面を戻ってください。
設定すると最初はなかった『開発者向けオプション』
なるものが解放されているのでこちらを開きます

▼システムの中下部に開発者向けオプションがあれば成功です

開きましたら以下に紹介する機能がありますので見ていきましょう。

開発者向けオプションが開放されています。見つかったら開発者向けオプションの中を見て「色空間シミュレート」という項目があるのでそこをオフにしましょう。
(見慣れない項目がたくさんありますが、あまり触らないほうがいいです)


▲ここをオフにしてみてトップに戻ってみてください。

ディスプレイの故障

最終的に改善しなければ画面故障が原因として考えられます。

ただ画面故障であれば割れていたり画面がつかなかったりすることがほとんどなので、この記事を読めている時点で画面故障が原因である可能性はかなり低いと考えています。

もし改善しないようであれば一度コンタクトより直接メールでご相談して頂いても結構ですのでご遠慮なくご連絡ください。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です